まず、親水とは「水が基板に馴染む」事です。
下の図のように 左図のように水滴の接触角が40〜50度以下のものを「親水」と呼びます。 よって親水とは全く水滴が残らないわけではありません。 が、 水量や流し方により水滴が残らないようにすることが出来ますし、 また、上図の右図のように接触角が10度以内になれば水分は全体に馴染むので水滴となって残ることはありません。 この接触角10度以内の水滴を一般に「超親水」と呼んでいます。 「Silica Coat AF」および「Silica Coat AL30」は、そのまま塗布すれば親水コートですが、 Riverail Glass Coating Systemでベースコートに「Primary Coat」を使用すれば超親水コートにすることが可能となります。 【RGCS 親水コートSilica Coart AF の特長 】 ●汚れにくく、汚れが目立ちにくい→不純物が分散される→乾燥に連れて水分の酸性度が高くなるが水の表面積が広いために空気との接触面も広いので乾燥が早く、撥水のように狭い面への集中ではなく広い部分に拡散されるので、接触面のダメージも撥水よりも軽い。(撥水のイメージイラスト参照) ●完全無機質被膜のため酸化による劣化がない。 ●水が馴染み易い為に水滴ができにくい。 このことは言い換えれば「水が凝集しない」と言う事で、 凝集しないと言う事は、酸性雨の水滴が乾燥するにつれて酸性度が高くならない。 つまり塗装が高濃度の酸で侵されにくい(クレーター)と言う事に代わりありません。 また、汚れの粒子密度が低くなることにより汚れが目立ちにくく、固着しにくいというメリットがあります。 さらに、 ●自己洗浄性(水の流れで汚れを除去)があるために汚れが目立ちにくい。 下のイラストはイメージですが、付着している汚れ以外は、水が引くとともに一緒に汚れも流れていきます。付着した汚れも水洗いもしくはシャンプー洗車で比較的簡単に洗い流せます。 (水が広がるために空気と触れ合う面積が広くなるため早く乾く) 以上のような効果は水滴の接触角が小さくなればなるほど、超親水になればなるほど向上する訳です。 下の写真の上段は塗装面を研磨後そのまま「Silica Coat」を塗布し、下段は研磨後に「Primary Coat」を塗布してから「Silica Coat」を塗布したものです。 シャワーを上に向けて降雨する状態で放水した開始から放水を止めるまでの経過を写した写真です。 また、各右端の写真は放水をやめて数秒経過した後の水の状態です。 下段下側の写真のように、「Primary Coat」を塗布してから「Silica Coat」を塗布したほうが親水性が高いのが解ります。 ★このセットでは、ベースコートとしてプライマリーコートを塗布してさらに親水促進剤を塗布することで施工面を親水に改質し、Silica Coatを塗布すれば、クリヤー塗装と同等の被膜硬度(鉛筆硬度)3〜4HのSilica Coat被膜硬度をプライマリーコートの高硬度被膜で補強することで塗装を保護し、トップコートの性能をも向上させることが出来ます。 ※親水コートのお勧め車種※ ●雨染みのよく目立つ黒色や濃色車 ●スクラッチシールドやセルフレストリングコートなど、弾力性のある塗装 →これらの塗装に塗布する場合は、Primary Coatは塗布しないほうがよいでしょう。 ●白色・淡色車などの汚れが目立ちやすい車も汚れが目立ちにくいのでお勧めです。
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