雨染み・水ジミは放置すると悪化する！
簡単な予防策で愛車を守ろう！

親水とは

親水とは下の図のように、水滴の接触角が40〜50度以下のものを「親水」と呼びます。



よって、全く水滴が残らないわけではありません。

基本的には、親水性能を一番発揮でき、全体に水が馴染んで「水膜」ができるのは、平坦な面で、しかも水量が多い場合です。

汚れや傷、劣化などで表面がデコボコになったり、霧雨のような水量の程度により水滴が残ります。

濃色車の雨ジミ・水ジミの付着を抑える親水コートとは？

⇒
左が水をかけた直後で、右が乾燥した状態です。

濃色車の雨ジミ・水ジミは、親水コートで対策を！

濃色車は、雨ジミや水ジミが目立ちやすいため、気になるという方も多いのではないでしょうか。

雨ジミや水ジミは、雨水が車のボディに水玉となって付着し、乾燥すると輪状痕としてジミが残ってしまうものです。

これを放置すると、輪状痕上にまた水滴が付き乾燥させることで、徐々に固着していきます。

親水コートは、水が馴染む効果があるので、塗布することで水滴が水玉となってボディに付着することを防ぎます。

そのため、濃色車の雨ジミ・水ジミ対策に親水コートがおすすめです。

親水コートの効果とメリット

親水コートは、水が馴染む効果だけでなく、セルフクリーニング効果も備えています。

セルフクリーニング効果とは、雨水や洗車時に付着した汚れが、水と一緒に流れ落ちていく効果です。

親水コートを施工することにより、雨や水滴が親水コートの被膜表面に当たり、表面に均一に分布して全体に広がる「水膜」となって、汚れと塗装面の間に入り込み、汚れを浮かせて効果的に洗い流す効果があります。

また、この水膜により汚れやほこりなどが表面に固着しにくくなり、表面に付着した汚れを浮かせて水膜とともに流れ落とします。

（ただし汚がひどい汚れの場合などは、洗剤などで洗う必要がある場合もあります。）

イメージとしては、下のようなイメージです。



【水の引き方】







そして、水滴が流れ落ちる際に、汚れも一緒に流れて自然に表面が洗浄されるという効果が得られます。

親水コートのメリットは、以下のとおりです。

　・雨ジミ・水ジミの発生を抑える

　・洗車の回数を減らせる

　・汚れが固着するのを防ぐ

　・塗装面をダメージから守る（塗装が侵されてへこむ「クレータ」ーなど）

雨ジミ・水ジミ対策のポイント

親水コートだけでなく、他にも雨ジミ・水ジミ対策のための方法はいくつかあります。

　・車を雨の日に外に駐車しない

　・雨が降った後は、早めに車を洗い流す

　・水滴の滑りの良い疎水性コーティング剤を使用する（あくまでも施工面が平坦であることが条件です）

また、車の外装を長持ちさせるためには、定期的な洗車とメンテナンスを行うことが大切です。

親水コートの選び方

親水コートには、さまざまな種類がありますが、

一般的な親水コートは、水が馴染み水滴が付きにくいという効果がありますが、撥水コートと比べて被膜自体の光沢は低くなります。

親水コートを選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。

　・耐久性

　・価格

　・塗りやすさ

　・効果の持続性

おすすめの親水コート商品

当社のおすすめの親水コート商品としては、シリカが成分の「Silica Coat」や「パーヒドロポリシラザン(PHPS)」（「アクアミカ」現在は「トレスマイル」と呼ばれています）を成分とした「Primary Coat」があります。

これらの親水コートは、施工しやすく、重ね塗りで親水性が向上でき、光沢と、持続力の高い費用対効果の高いコート剤です。

まとめ

濃色車の雨ジミ・水ジミ対策に親水コートがおすすめです。

親水コートは、水滴が水玉となってボディに付着することを防ぎ、セルフクリーニング効果で洗車の頻度を減らし、汚れの固着を防ぎ、塗装面を保護します。

また、親水コートにはさまざまな種類があり、耐久性や価格、塗りやすさなど、さまざまなポイントを踏まえて選ぶことが大切です。