
![]() 【撥水コートと親水コートについて】1.コート剤には撥水と親水の2種類があります。一般的には撥水コートのシェアのほうが大きいのですが、最近では親水コートの問い合わせも増えつつあるよ うです。 貴方はこの2種類のコーティングをお客様にどのようにお勧めされていますか? 簡単に言えば、 撥水コートは、撥水を好まれる方。光沢を好まれる方向け! 親水コートは、濃色車の様なシミが目立つ塗装や、汚れや水垢などを固着させたくない方向け! と言えるでしょう。 2.撥水コートについて油脂分やWAXなどのロウ分を含んでいるような撥水コートは軽度の傷は簡単に埋め、また汚れも簡単に除去 (実際は除去するには洗剤で洗わなくては除去できないのですが・・・。)し、手軽に艶が蘇るのですが、 これらの成分を含んでいるコート剤は、こまめにメンテナンスをやらないと耐候性や熱に弱いので短期間で劣 化し、たちまち艶や撥水性が落ちてしまいます。 また、水垢の原因の一つである油による汚れ(排ガスやスモッグ、路面に落ちているオイルなど)と馴染みや すく、これらはチリやほこりなども寄せ付け易い為、除去しにくいようなしつこい汚れが付きやすくなります。 最近の撥水コートの大半が「シリコーン」を主成分にしていますが、 シリコーン自体は撥水性や防汚性、耐熱性や耐候性、耐薬品性などに優れているために持続性は良いので すが、これらに酸化しやすい油分やWAXを配合したものは、多少なりとも持続性は低くなるようです。 よって、シリコーンを主成分としたコート剤ではこれら油分やWAXなどのロウ分などを全く含まないコート剤の ほうが被膜性能に優れていると考えます。 撥水コートは、ほかにも水切りが良いとかの利点もありますが、水玉が付きやすく(水滴が残りやすく)、これら の水玉がシミやウォータースポット、酸性雨によるクレーターなどのトラブルの原因にもなっています。 下の写真は、撥水コートと親水コートをして親水コート側全体に水が馴染むまでジョロのホース先を上に向け て雨が降ったようにして水をかけてそのまま乾燥させた状態を写した比較写真です。 撥水コート側は、結構シミが出来ているのが解ります。 ![]() 3.親水コートについて親水コートにつく汚れとは土埃などの水洗い程度で落とせるような汚れで、 撥水とは逆に油性の汚れを寄せ付けにくい性質と水がかかると汚れを洗い流す(これだけで完全に落とせる わけではありませんが「多少なりともこういう性質を持っている」位にとどめてください)自己洗浄作用も持って います。 つまり、「しつこい汚れが付きにくい」のです。 また、上の写真のように水量が増えれば前面に水が馴染むために水滴が残らないのでシミが全くと言って良 いほど付きません。 よって、 撥水タイプは、撥水を好まれる方はもちろんですが、光沢や艶、防傷効果、見た目を望まれる方向きで、 親水タイプは、防汚性を重視される方やシミが目立ちやすい塗装の車などに適しています。 「撥水」、「親水」どちらにしても、被膜特性が一番発揮できるのは塗布面が平坦であることが第一条件で す。 汚れや、傷が多く入ると塗布面は凸凹になるために撥水なり親水力は低減します。 しかし、被膜が劣化していなければ、汚れや、傷を除去すれば被膜特性は蘇るのです。 その為に洗車なりメンテナンスなりが必要なのです。 まず、このことをお客様にご理解いただくことが肝心なのです。 「コーティングをすれば何もしなくてもいい」と思われているお客様は、まだまだ多くいらっしゃいます。 この様に思い込まれている方々に「メンテナンスの重要性をご理解いただく」のも、コーティングのプロショッ プとしての責任ではないでしょうか・・・? こちらのブログもご参考にしてください。「撥水コートと親水コート」「シミ(輪状痕)について」 車の塗装や保管場所、メンテナンスなどを考えると果たして1種類の、 例えば撥水系の異なったコート剤を数種類用意するだけで、あらゆる車種やお客様のご要望にお応えするこ とが出来るでしょうか? 多種多様な車の塗装や保管方法、場所などに対応するためには、これら撥水・親水・フッ素コートなど性質の 違うコート剤を揃え、 且つ、各コート剤のメリット・デメリットをご理解されることで つまり に対して的確なアドバイスとお勧めをすることで、お客様からの信頼を得ることが出来ると思われませんか? その他のメリットは、下のバナーから。 ![]() ↓↓↓こちらもご参考にしてください。↓↓↓ 「撥水コートと親水コートの特徴とメンテナンスの大切さについて」
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